人生は運よりも実力よりも勘違いさせる力で決まる
どうもこんにちは。ほそだるまです。
今回は友人の家で読んだ本について書いていきます。
「人生は運よりも実力よりも勘違いさせる力で決まる」
友人の家でこの本を見つけ、山手線の車内でこの本の広告を見たのを思い出して読んでみることにした。
この本は行動経済学や認知心理学に基づいて、人生を賢く生きるために役立つものの考え方やアドバイスが書かれている。
「なぜ自分よりあいつが評価されるのだろう?」
と感じたことは誰でもあるのではないか。この本を読めばそんな疑問はおそらく解決できるだろう。
無意識のうちに自分がどのようにどのくらい騙されているかが、懇切丁寧に書いてある。「騙す」と書いたが、嘘を吐いて陥れるような意図ではく、どうしてもそう考えてしまう「人の思考パターン」というものが明らかにされている。
割とひねくれてる自分でも納得させられてしまい、結構面白かった
内容についてここでも少し紹介するが、@ふろむださんのブログで紹介されているので是非読んでほしい。
なんと最初の5章が無料でウェブ公開されています
ふろむだ本がガッツリ5章分無料で読めます - ふろむだ@分裂勘違い君劇場
この本のタイトルにもある「勘違いさせる力」というのは「錯覚資産」のことである
世の中では「実力」よりも「錯覚資産」のほうが評価されやすいのである。もちろん「実力」がいらないわけではない。
だが、「器が人を作る」のだ。
例えば面接でサッカー部の部長といえば、運動部の部長なのだからリーダシップや責任感があって礼儀正しいイメージをもたれる。ただ実際はサッカーがうまいだけで責任感もなく、部員をまとめたりするのは副部長がやっていたかもしれないし、イメージ通りの人かもしれない。少ない面接時間ではそれを見抜くことは難しいだろう。
だが、サークルで遊んでた人とサッカー部の部長なら面接官は後者を採用するだろう。
他にも
よれよれのスーツを着ているA君よりもブランドものの綺麗なスーツを着ているB君の方が頭が良く見える。何か仕事を頼むなら頭が良さそうな人にお願いするだろうし、仕事を頼まれればその仕事のスキルが身につくので実力がつく。
これを繰り返すことで最初はA君の方が実力が上だったのにB君が成長しA君よりも実力を備えてしまうのだ。
この役職や見た目などが「錯覚資産」を産むのだ。
「錯覚資産」とは
目の錯覚と同じように頭で分かっていても勘違いしてしまうようなもので、思考の錯覚により産み出される資産のことです。
これは人が無意識に一貫性のある意見をもとめたり、必要な情報が足りていない場合でもそれに気づかずに結論や要因を決めてしまう為に起きてしまう様々な認知バイアスにより出来上がってしまいます。
これを知り、使いこなすことによって他の人よりも少しだけ人生を有利に過ごせるようになるでしょう。
この本には様々な認知バイアスの解説や、錯覚資産を大きくするための方法などが書かれているので気になる方は是非読んでみてください。
最初の5章は無料で読めるのでそこだけでも読んでみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただきありがとうございます。
それではまたお会いしましょう。